猫伴生活
人間の身勝手により捨てられた犬猫の新しい家族を探しています。
自らごはんを食べようとしたのは、保護した後の数回だけ
その後は、お皿を鼻先に近づけても嫌そうに
そっぽを向いてしまうのでシリンジでの強制給餌
寝相を変えるだけの動作でさえも、危なげでしんどそうで、
おしっこもうんちも寝た姿勢のまま
補液の効果は全く見られません
それでも、外に出たいと頭をグイグイ押し付けてきたり、
シリンジを近づけるとイヤッと前足ではねよける力の強さに
かすかな希望ももちました
どこかが痛いのか苦しいのか、それとも寂しいからなのか、
昼夜問わず数時間ごとに悲痛な泣き声。
撫でると泣き止み、安心したような表情を見せてくれ
時にゴロゴロと答えてくれることもありましたが、
衰弱は進んでいきました。
木曜日の夕方、強制給餌をしようと頭をもちあげると
重みがずっしり。力がまったくなくなっているのを見て
これ以上、嫌がることをするのはやめました
ただそばにいて、頭を撫で、下手な子守唄を唄い
話しかけているうちに、どんどんフネちゃんが愛しくなってきて
涙がとまりませんでした
9月2日11時、フネちゃん穏やかな最期でした
たった10日間しか一緒にいられなかったけれど、
フネちゃんは私たちの大事な家族
天国で、不安な思いをしないように棺に首輪もいれました。
フネちゃん、安らかに。ありがとう。
先週の水曜日、仕事を終えて帰宅すると、
マンション1階のエレベーターの近くに、
か細い声で泣きながら、横たわる猫の姿
声をかけると、よたよたと近づいてきます
毛は束になってカチカチに固まり、暗がりでもガリガリに痩せているのが
分かります。目のくぼみかたや、2本しかない歯を見ても
かなり高齢なのも間違いありません。
とにかく、このままでは行き倒れ寸前なので、保護
ケージに入れると、水を一気に飲み、缶詰を少しだけ食べ、
ケージから出たいと訴え泣き。それでも、疲れがたまっていたのでしょう、
しばらくするとぐったりと寝てしまいました。
翌日、この子のことを知っている人がいないか近所で
聞き込みしたところ、月曜日に道路の真ん中で倒れていたこの子を
目撃していた方が。そこは、うちから1ブロック以上離れている場所。
こんなに衰弱した体で、助けを求めて放浪していたのかと思うと、
苦しくなります。
手入れの全くされていない状態を見ても、飼い猫とはとても思えません。
避妊手術済みの目印である右耳にV字カットの跡があるところをみると、
餌場はもっていたものの、餌場が無くなってしまったのか、
餌場から追放されてしまったのか・・・
夜、いつもお世話になっているTNR病院へ。ひどい脱水症状と激やせの
この子をみて、「まるで福島の被災猫のようだね」と、代表の結さん
メスにしては大柄な骨格なのに、体重は2.05kgしかありませんでした。
びっちりこびりついた歯石を取り、補液をしてもらった後、
固まってしまった毛を1時間近くかけてバリカンで毛刈り。
骨と皮しかない体が、痛々しいです。