忍者ブログ

猫伴生活

人間の身勝手により捨てられた犬猫の新しい家族を探しています。

entry_top_w.png
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

entry_bottom_w.png
entry_top_w.png

1月7日明け方、くるみちゃんが天に召されました。
掛布団の中で、私に寄り添ったまま静かに亡くなりました。
穏やかな死に顔だったと思います。
DSCF7558.JPG
 
7月18日から自宅補液、10月9日からは強制給餌を開始
それでも体重は減り続け、元気もなくなってきて・・・
DSCF6787.JPG

くるみちゃんに良くなってほしいと思ってやっていることが、
実は苦痛を引き伸ばしているだけなのではないかとの不安
でもまだ諦められない、
一緒にいたい、
そんな葛藤がずっと続いていました。
DSCF7180.JPG

そんな中、12月11日
もう厳しいかもしれないと覚悟を決めたほど状態が悪化。
a/dを飲み込めなくなり、
抱き上げても体にまるで力を感じられず、
久しくあげることのなかった泣き声で何かを訴え、
呼吸をするのさえしんどいのが分かりました。

険しい目つきで必死に耐えているくるちゃんに、
できることは話しかけることだけ

でも、くるちゃんはそんな状態で
ゴロゴロを返してくれました。
涙が止まりません。
涙声で話しかけると、
ゴロゴロはさらに大きくなりました。
厳しかった表情も少し和らぎました。

DSCF7421.JPG

明け方まで、ふらつく体で移動しては変な姿勢で
倒れこむのを繰り返したものの
6時にはいつもどおりの強制給餌ができました。

くるちゃんは峠を越えてくれたのです。

DSCF7404.JPG


その後は、不思議なほど表情も穏やかになり、
少しですが自分からごはんも食べられるようになり、
布団でまた一緒に寝てくれるようになりました。
穏やかで優しい日々でした。
DSCF7405.JPG

実際には体重も体力も限界を超えていたのですから、
もう一日一日が奇跡だったと思います。
DSCF7407.JPG

体重が12月20日に2.0kgを切って以来、辛くて中断していた計測
亡くなった日に計ってみると1.46kgでした。
2kgを切ると厳しい、といわれていた医療の常識を超えて
頑張ってくれた、くるちゃん
DSCF7414.JPG

この1ヶ月は、くるちゃんが私たちにくれた
プレゼントだったのかもしれません。
12月の危篤状態で、もしも亡くなっていたら、
辛い記憶ばかりが私たちに残っていたはずでした。

それがこの1ヶ月のおかげで、
私たちはくるちゃんの幸せそうな表情を
いつでも思い出すことができるのです。

補液も強制給餌も最後の最後まで頑張ってくれたのは、
私たちのくるちゃんへの思いがちゃんと伝わっていたから
だと今は信じられるのです。

DSCF7547.JPG

1月6日 
朝1回目のごはんは何とか食べてくれました。
トイレでのおしっこも、お水を飲むのも、何とかできました。

でも、午後になると立ち上がることができなくなり、
息遣いもとても静かなものになりました。
目には涙がたまっていました。
その時は近づいていました。

DSCF7552.JPG

体温の低くなったくるちゃんの体を抱え込むようにして、
布団の中でずっと一緒に過ごしました。

時折動きたそうなそぶりをするたび寝返りを打たせると
ほっとしたような表情をみせてくれました。
夜中1時前にも左側が下になるように体勢を変えました。

みるくちゃんの泣き声でハッと起こされ、
隣のくるちゃんを触ると、冷たくなっていました。
まるきり私に気づかせることなく、眠るように天国へ旅立ちました。
1月7日4時のことでした。

くるちゃん、
ほんとによく頑張ったね。
くるちゃん、
くるちゃん。
ずっとずっと大好き、ずっとずっと一緒だよ

194edd4f.jpeg

これから何度この言葉を唱えることになるでしょう

41ccf7b1.jpeg

翌日、荼毘に付してから福島のO様にご報告しました。
O様が10余年にわたって守り続けてきたくるみちゃんと
再会を果たせずにこの日を迎えることになった申し訳なさを抱えながら
お電話しましたが、声を聞いた途端、くるみちゃんを愛する者同士
言葉もなく共に泣き崩れました。

そして、くるちゃんの話をいっぱいしました。
O様はこれまでずっと、くるちゃんにメッセージを送り続けてくれていて、
「くるちゃん、逝く時は●さん(私たちのこと)がおうちににいるときにしてあげてね
そうじゃないと、●さんが悲しむよ」と言っていてくれていたそうです。
O様のおかげだったのですね
くるちゃんも、O様の言いつけを守ってくれてありがとう

9f7f93a3.jpeg

 くるちゃんのことでは、TNR病院の先生方にも本当にお世話になりました。
親身になって治療に当たってくださり、どんな質問も不安も受け止めて
いただけたことがどんなに心強く救われたか分かりません。

そして、2匹を我が家に託してくださり、全面的に支えてくださった
TNR病院代表の結さんにも言葉にできないほど感謝しております。
本当にありがとうございました。

1d749e70.jpeg
 
また、ブログをご覧の皆様も、これまでずっと一緒になって
くるちゃんを心配してくださり、温かいお言葉やご支援を
頂戴してきましたことこの場を借りてお礼申し上げます。

くるちゃん、よくがんばったねと褒めてあげてください。
そのお気持ちだけで十分ありがたいですので、
供花等のお気遣いはご辞退させてください。

たくさんの方々から愛されてきた、くるみちゃん。
今は、天国で、うーちゃんママ、レモン兄ちゃんと再会し、
最愛の妹のみるくちゃんを
見守ってくれていることと思います。

07210399.jpeg

くるちゃん、ありがと。大好き、くるちゃん。

PR
entry_bottom_w.png
plugin_top_w.png
準備中
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
カウンター
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
Links
43ef1fb9.jpeg

satooyakai.jpg

TNR.jpg

kyuusai.gif
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
家族紹介(レオン)
♂ 2004.2月生まれ。 
071013.jpg

千葉県ライフボートジャパンから生後2ヶ月で貰い受ける。心も体も大きい我が家のボス。人・犬・猫みんなに優しい人見知りゼロの社交家さん。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
家族紹介(まいる)
♀ 2005.8.16生まれ。
071012.jpg

柴犬ブリーダーさんから生後2ヶ月で我が家へ。素直で単純。極度の人(&猫)見知りゆえ、保護っ子の世話任せられず。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
家族紹介(ゴエモン)
♂ 2007.9生まれ。
071011.jpg

猫風邪・皮膚病でグチャグチャなところを保護。元気になって里親募集するも、ご縁見つからずそのままうちの子に。陽気な3枚目キャラなわりに、内弁慶。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
家族紹介(みるく)
DSCF2291.JPG
野良生活で子猫2匹を必死に育てた頑張り屋さんで、避妊後も何匹もの子猫にお乳を与え育ててくれた母性の持ち主。ベタベタ大好きな甘えん坊ちゃん
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
家族紹介(ミルクばぁ)
99c05334.jpeg
福島の被災地から我が家にやって来た、超が付くほどの甘えん坊のミルクばぁちゃん。 17歳にも関わらず、部屋を駆け回るダッシュはうちの猫の中ではナンバー1。
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
カテゴリー
plugin_bottom_w.png
plugin_top_w.png
アーカイブ
plugin_bottom_w.png
Copyright 猫伴生活 by オオモリ@ All Rights Reserved.
Template by テンプレート@忍者ブログ
忍者ブログ [PR]