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猫伴生活

人間の身勝手により捨てられた犬猫の新しい家族を探しています。

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1月7日明け方、くるみちゃんが天に召されました。
掛布団の中で、私に寄り添ったまま静かに亡くなりました。
穏やかな死に顔だったと思います。
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7月18日から自宅補液、10月9日からは強制給餌を開始
それでも体重は減り続け、元気もなくなってきて・・・
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くるみちゃんに良くなってほしいと思ってやっていることが、
実は苦痛を引き伸ばしているだけなのではないかとの不安
でもまだ諦められない、
一緒にいたい、
そんな葛藤がずっと続いていました。
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そんな中、12月11日
もう厳しいかもしれないと覚悟を決めたほど状態が悪化。
a/dを飲み込めなくなり、
抱き上げても体にまるで力を感じられず、
久しくあげることのなかった泣き声で何かを訴え、
呼吸をするのさえしんどいのが分かりました。

険しい目つきで必死に耐えているくるちゃんに、
できることは話しかけることだけ

でも、くるちゃんはそんな状態で
ゴロゴロを返してくれました。
涙が止まりません。
涙声で話しかけると、
ゴロゴロはさらに大きくなりました。
厳しかった表情も少し和らぎました。

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明け方まで、ふらつく体で移動しては変な姿勢で
倒れこむのを繰り返したものの
6時にはいつもどおりの強制給餌ができました。

くるちゃんは峠を越えてくれたのです。

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その後は、不思議なほど表情も穏やかになり、
少しですが自分からごはんも食べられるようになり、
布団でまた一緒に寝てくれるようになりました。
穏やかで優しい日々でした。
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実際には体重も体力も限界を超えていたのですから、
もう一日一日が奇跡だったと思います。
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体重が12月20日に2.0kgを切って以来、辛くて中断していた計測
亡くなった日に計ってみると1.46kgでした。
2kgを切ると厳しい、といわれていた医療の常識を超えて
頑張ってくれた、くるちゃん
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この1ヶ月は、くるちゃんが私たちにくれた
プレゼントだったのかもしれません。
12月の危篤状態で、もしも亡くなっていたら、
辛い記憶ばかりが私たちに残っていたはずでした。

それがこの1ヶ月のおかげで、
私たちはくるちゃんの幸せそうな表情を
いつでも思い出すことができるのです。

補液も強制給餌も最後の最後まで頑張ってくれたのは、
私たちのくるちゃんへの思いがちゃんと伝わっていたから
だと今は信じられるのです。

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1月6日 
朝1回目のごはんは何とか食べてくれました。
トイレでのおしっこも、お水を飲むのも、何とかできました。

でも、午後になると立ち上がることができなくなり、
息遣いもとても静かなものになりました。
目には涙がたまっていました。
その時は近づいていました。

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体温の低くなったくるちゃんの体を抱え込むようにして、
布団の中でずっと一緒に過ごしました。

時折動きたそうなそぶりをするたび寝返りを打たせると
ほっとしたような表情をみせてくれました。
夜中1時前にも左側が下になるように体勢を変えました。

みるくちゃんの泣き声でハッと起こされ、
隣のくるちゃんを触ると、冷たくなっていました。
まるきり私に気づかせることなく、眠るように天国へ旅立ちました。
1月7日4時のことでした。

くるちゃん、
ほんとによく頑張ったね。
くるちゃん、
くるちゃん。
ずっとずっと大好き、ずっとずっと一緒だよ

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これから何度この言葉を唱えることになるでしょう

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翌日、荼毘に付してから福島のO様にご報告しました。
O様が10余年にわたって守り続けてきたくるみちゃんと
再会を果たせずにこの日を迎えることになった申し訳なさを抱えながら
お電話しましたが、声を聞いた途端、くるみちゃんを愛する者同士
言葉もなく共に泣き崩れました。

そして、くるちゃんの話をいっぱいしました。
O様はこれまでずっと、くるちゃんにメッセージを送り続けてくれていて、
「くるちゃん、逝く時は●さん(私たちのこと)がおうちににいるときにしてあげてね
そうじゃないと、●さんが悲しむよ」と言っていてくれていたそうです。
O様のおかげだったのですね
くるちゃんも、O様の言いつけを守ってくれてありがとう

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 くるちゃんのことでは、TNR病院の先生方にも本当にお世話になりました。
親身になって治療に当たってくださり、どんな質問も不安も受け止めて
いただけたことがどんなに心強く救われたか分かりません。

そして、2匹を我が家に託してくださり、全面的に支えてくださった
TNR病院代表の結さんにも言葉にできないほど感謝しております。
本当にありがとうございました。

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また、ブログをご覧の皆様も、これまでずっと一緒になって
くるちゃんを心配してくださり、温かいお言葉やご支援を
頂戴してきましたことこの場を借りてお礼申し上げます。

くるちゃん、よくがんばったねと褒めてあげてください。
そのお気持ちだけで十分ありがたいですので、
供花等のお気遣いはご辞退させてください。

たくさんの方々から愛されてきた、くるみちゃん。
今は、天国で、うーちゃんママ、レモン兄ちゃんと再会し、
最愛の妹のみるくちゃんを
見守ってくれていることと思います。

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くるちゃん、ありがと。大好き、くるちゃん。

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6月の腕枕
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10月の腕枕
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睡眠環境に神経質な夫が、みるくるみを腕枕して
寝るようになった時には驚いたけど
川の字で寝るようになって半年
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腕に伝わる温もりと重み
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ゴロゴロ喉の音や、かすかな寝息
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猫にとっても人にとっても至福の時間
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それが、体重が増え始めるのと時期を同じくして、
くるちゃんが布団まで来なくなった
 わずかな距離の移動がしんどいのか
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抱き上げて連れてきても、自分の寝床に戻ってしまったから
具合が悪くて一人で寝たかったのか
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厳しい目つきで、お腹を大きく波打つ呼吸を繰り返すくるちゃんに、
何もしてあげられないことが辛かった
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今夜がヤマかもしれないと狭い部屋に2つ布団を敷き詰めて
祈る気持ちでくるちゃんを見守った
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それから一週間なぜか体重が減り始めた。
すると、自分から一口二口ごはんを食べられるようになり、
ついに布団まで来てくれるようになった
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体重が減るのは良い兆候ではないことは分かってる
それでも、穏やかな顔つきになったくるちゃんと
今夜は楽しいクリスマスイブ
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同じ量のごはん、補液を続けていても落ち続けた体重が
先々週、一時的に200g近く増えた。
にもかかわらず、背骨のゴツゴツは進み、元気もないまま。
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腫瘍?胸水・腹水?
不安を抱えて、久しぶりの病院へ。
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エコーの結果、内臓と内臓の間に多少腹水が
たまっているものの、まだ抜くほどではないとの診断。
脱水気味なので、補液の量はもっと増やしたほうがいいとのこと。
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移動や診察で相当な負担がかかるのではないかと
心配だったけれど、疲れはそれほどでなかったようでホッ。
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ただ、補液の量を125ml→200mlに増量したら、
今度は逆に痩せてくる。
どうしたらいいのか分からない。
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分かるのは、
くるみちゃんが懸命に生きているということだけ
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体勢を変えるのもしんどい体で、ふらつきながらトイレまで
行き、倒れそうになりながらおしっこやウンチをする。
疲れ果ててそのままそこでしばらくうずくまる。
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「よく頑張ったね」と褒めてあげることしかできない
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もうこれ以上、頑張ってとはいえない
でも

随分前に乗り越えられなくなっていたベッドに
くるちゃんが入ってる!
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くるちゃん本人はもちろん、
みるちゃんもなんだか誇らしげ(^^)
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頑張るくるちゃんを一生懸命応援するね
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 痩せて弱っていくのに相反して、
大きくなってきたゴロゴロ音
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なぜ?と調べて、
ゴロゴロ=満足、喜びの表現との思い込みは間違いだと知る
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「猫がゴロゴロと喉を鳴らすのは、喜びを感じている時だけでなく、
ストレスを受けたり、苦痛を感じたりする時などもあり、
状況によって意味が変わってくる」


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そばにいくとゴロゴロ
話しかけるとゴロゴロ
これは、たぶん喜んでくれているゴロゴロだと思う

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だけど、

ナデナデしている時のゴロゴロ(触られるのが痛かった?)
強制給餌の後のゴロゴロ(飲み込むのが辛かった?)
補液中のゴロゴロ(もうやだよって言っていた?)

ひょっとしたら苦痛を訴えている
ゴロゴロだったのかもしれない

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これまでめったに泣かなかったのに、
この数日は、ふらつきながら立ちあがった時や
ごはんや補液をしようと抱っこした時に、泣くようにもなった

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くるちゃんは、ゴロゴロや泣き声で必死に何かを訴えている
なのに、その何かが分かってあげられない

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ごめんね、ごめんね。

でも、くるちゃんのほうは私の言葉を理解できている気がする
だからとにかく、いっぱい話しかける

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くるちゃん、大好き。くるちゃん、愛しいよ。
ずっとずっと一緒だよ。


 
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トイレの後を隠さない(で、臭いニャ~と大泣きしてトイレ掃除を催促)
身づくろいが適当(よく肛門にうん○がついている)なのは、
年のせいなのか元来おおらかな性格なのか・・(^_^;)

「・・・・(聞こえにゃい、聞こえにゃい)」
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なのでグルーミングしているところを見られるのはとっても貴重
(注)右手がタポタポしているのは、補液直後の為です




この日は、さらに珍しく、みるちゃんがくるちゃんを舐め舐め
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くるちゃん、それはもう気持ち良さそうです♪
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飽き症のみるちゃんもこの時は随分長いこと頑張ってくれました
「ふぅ~疲れたの~」
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舐め舐めも撫で撫でも、するほうもされるほうも幸せ☆
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猫風邪・皮膚病でグチャグチャなところを保護。元気になって里親募集するも、ご縁見つからずそのままうちの子に。陽気な3枚目キャラなわりに、内弁慶。
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野良生活で子猫2匹を必死に育てた頑張り屋さんで、避妊後も何匹もの子猫にお乳を与え育ててくれた母性の持ち主。ベタベタ大好きな甘えん坊ちゃん
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福島の被災地から我が家にやって来た、超が付くほどの甘えん坊のミルクばぁちゃん。 17歳にも関わらず、部屋を駆け回るダッシュはうちの猫の中ではナンバー1。
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