猫伴生活
人間の身勝手により捨てられた犬猫の新しい家族を探しています。
一人の猫好きなおばあさんの「不幸な犬猫を減らしたい」との思いから生まれたという、長編ドキュメンタリー映画「犬と猫と人間と」が、猫の日の2月22日(日)に東京田町にて上映されます。
犬猫の里親さん探しの活動をしていながら、不幸な犬猫たちを取り巻く過酷で悲しい現実を直視するのが怖くて逃げてきました。
でも、不幸な 犬猫が絶えないこの現状は、里親さん探しだけでは変えられないことも実感・・・。
弱い自分を叱咤して、映画を見に行こうと思います。
「犬と猫と人間と」 2009年春完成/ハイビジョンビデオ/118分
<監督>飯田基晴
<あらすじ>
この映画は一人の猫好きなおばあさんの「不幸な犬猫を減らしたい」という思いから生まれた。頼まれた監督は犬猫の問題にはまったく無知。
そこから犬と猫を取り巻く全国の様々な現場、果てはイギリスや過去に及ぶ、4年近い旅が始まる。
映し出されるのは、犬と猫のかわいい姿だけでなく、行政施設でまもなく殺処分されるという姿、捨てられた命を救おうと奮闘する人々の姿。そして知られざる多くの事実と、浮かび上がる私たち人間の業…。
<作品解説>
日本全国で処分される犬と猫は年間約35万頭。1日あたり1000匹近くが殺されている。そんなかわいそうな姿など見たくない。そう思う方も多いだろう。
確かに本作には、目をそむけたくなるような現実も映し出される。しかし、その姿に涙しながらも、観終えた後は不思議と、救いようのない不快な重さや暗さに引きずられない。
それには、合間に登場する犬と猫のユーモラスな姿が笑いを誘うこともある。また、淡々とした監督自身のナレーションが観る者の感情を鎮め、困難にめげず活動し続ける人々の生き方が、潰れそうな気持ちを励ます。
動物のことには興味が湧かない、という方もいるだろう。
だが、映画が進むにつれ、本当に見えてくるのは人間の姿だと気づくはずだ。
本作には、感傷を乗り超えて、社会を見つめ直すためのヒントがある。
観終えた後にあなたも、自分にできることを探したい、と思うかもしれない。
企画:稲葉恵子
監督:飯田基晴
撮影:常田高志・土屋トカチ・飯田基晴
制作:映像グループ ローポジション
助成:日本芸術文化振興基金
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「犬と猫と人間と」主な出演者・団体
<日本国内>
財団法人 神奈川県動物愛護協会
千葉県動物愛護センター
神戸市動物管理センター
徳島県動物愛護管理センター
社団法人 日本動物福祉協会 CCクロ
SWEET HEART 動物の命の大切さを考える部
マルコ・ブルーノ
小西修
小西美智子
山本央子
藤本聖香
前川博司(元日本動物愛護協会附属動物病院長)
<イギリス>
Dog Trust
Battersea Dogs & Cats Home
Animal Aid
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■試写会のお知らせ
〇2009年2月22日(日) 完成記念上映会
午前の部:開場:10:00 上映:10:30~
午後の部:開場:13:30 上映:14:00~
場所:女性と仕事の未来館ホール
JR田町駅三田口(西口)から徒歩3分
地下鉄(都営浅草線、都営三田線)三田駅A1出口から徒歩1分
TEL:03-5444-4151
入場料:1300円(高校生以下:1000円)当日券のみ
<お問い合せ>
映像グループ ローポジション
http://homepage2.nifty.com/lowposi/lp_work_independent_02.html